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遺言書の具体的な記載内容(条項・文言)は、どのような基準で解釈されるのでしょうか。
遺言書の文言を形式的に判断するだけではなく、遺言者の真意を探求する必要があります。
それゆえ、遺言書に複数の条項がある場合には、その特定の条項を解釈するに際し、遺言書のすべての記載との関連、遺言書作成当時の事情等、様々な事情を拾い上げて、遺言者の真意は何かという観点から、実質的な解釈をしなければなりません。
(最高裁判決平成17年7月22日、最高裁判決昭和58年3月18日参照)