案件数と気持ちの切替え
案件数・受任事件数
時々、「どれくらいの案件を同時並行してやっているのですか?」と聞かれることがあります。
私は、だいたい、30件から40件前後くらいを同時に受任しています。
こうお答えすると、皆さん驚かれます。
次の質問は、多くの場合「頭の中でどうやって整理しているのですか?ごちゃ混ぜになってしまったりしないのですか?」といったものです。
案件管理
事件一覧表を作成し、整理しています。
(多くの弁護士は、これを実行しているはずです。)
どの案件について、いま何をやるべきか。
そして、プライオリティをつけて、一つ一つ対応していきます。
これは、必須です。
緊急性の高い事項が複数発生すると、プレッシャーを感じ、精神的にも厳しくなることはありますが、一つとして同じ案件はありませんから、「ごちゃ混ぜ」になってしまうことはありません。
気持ちの切り替え
「精神的に、きつい仕事ですよね?どうやって、気持ちの切替えをしていますか?」というご質問をお受けすることも少なからずあります。
これも難しい問題です。
もちろん、時々休みをとって(家族サービスの意味も含めて)海外旅行に行ったりとか、そういうことはありますが、普段は、実はあまり意識していません。
ただ、感情移入をし過ぎないようにということは、少し注意しています。クライアント様は、本気でやってくれる弁護士に頼みたいと思うのは当然のことですが、弁護士が感情移入することと事件に本気で向き合うことは、違う次元のことだと思います。
熱いハートをもって、本気で個々の事件に向き合いますが、頭は冷静さを常にキープしなければならないと考えています。